インボイスとは何か?を簡単に解説
最近、徐々に話題となってきました
消費税のインボイス制度ですが、
令和5年10月1日より導入されるので、
あと1年程で準備を完了させて
いつでも導入できる状態にすることとなります。
そもそも、インボイスとは何かですが、
世の中の請求書や領収証に記載すべき事項が、
今よりも多くなり、ルールが明確化されました。
(これを、「適格請求書(インボイス)」と呼びます)
また、この適格請求書は、
事前に登録した人しか発行はできません。
消費税のしくみ
消費税は、その名前の通り「消費する人」が
負担する税金となります。
お店で商品を買ったときに
商品代と一緒に消費税を払っているので
馴染みはあるかと思いますが、
その消費税を国に納めている(消費税の申告書を提出している)のは、
誰かというと、
消費税を預かった事業者(お店側)となります。
具体的には、以下の図解の通りです。
![](https://www.komachi-kaikei.com/wp-content/uploads/2022/02/shouhizei_shikumi.jpg)
※国税庁ホームページ リーフレットより
上記の図解では、
消費者がお店で支払った消費税10,000円は、
生産・製造業者、卸売業者、小売業者がそれぞれ
預かった消費税から
支払った消費税を引いて、
申告・納付を行っています。
預かった消費税 | 支払った消費税 | 納付する消費税 | |
生産・製造業者 | 5,000円 | 5,000円 | |
卸売業者 | 7,000円 | 5,000円 | 2,000円 |
小売業者 | 10,000円 | 7,000円 | 3,000円 |
合計 | 10,000円 |
それぞれの事業者が、
預かった消費税から支払った消費税を引いて
納付する消費税を計算し、申告していますが
その「支払った消費税」を証明する為に、
請求書や領収証が必要となります。
なお、この支払った消費税のことを
「仕入税額控除」といいます。
その請求書や領収証が
来年からは「インボイス」しか支払った消費税の証明にはならない
ことになります。
具体的に何をしたらいいかは、
次回ご紹介します。
今日の記事は、以下の国税庁サイトに
詳しく掲載されております。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/zeimokubetsu/shohi/keigenzeiritsu/invoice.htm
まとめ
まずは、インボイスというものが
何かを理解し、
一つ一つ、確実に準備していきましょう。