確定申告時期がもうすぐ始まり、
所得税の納税が発生する方も多いかと思います。
そんな所得税の納付ですが、
新たにスマートフォンの「Pay払い」が
可能になりましたので、
Pay払いについて、ご紹介します。
Pay払いとは
国税の「Pay払い」ですが、
令和4年12月から開始となりました。
以前の納付方法は、
紙の「納付書」がメインで
所得税であれば「口座振替」が非常に便利でした。
最近では、クレジットカード決済も可能でしたが、
手数料がかかるのがネックでした。
詳しくは、以下の国税庁サイトを参照下さい。
[手続名]スマホアプリ納付の手続|国税庁www.nta.go.jp
https://www.nta.go.jp/taxes/nozei/nofu/smartphone_nofu/pdf/leaflet.pdf
利用できるPay払い
現時点での、利用できるPay払いは、以下の6種類です。
・PayPay
・d払い
・au PAY
・LINE Pay
・メルペイ
・Amazon Pay
上記の6種類を見ると
ほぼ主要なPay払いは網羅されていますが、
「楽天ペイ」は現時点では
未対応のようですので、
楽天Payをご利用の方は、
他の方法を検討する必要があります。
![画像](https://assets.st-note.com/img/1673136664294-Wyngx98ivn.png?width=800)
対象となる税金は?
対象となる税目は、
国税庁のサイトでは以下の通りとなっています。
・ 申告所得税及び復興特別所得税
国税庁ホームぺージより
・ 消費税及び地方消費税
・ 法人税(グループ通算、連結納税を含む)
・ 地方法人税(グループ通算、連結納税を含む)
・ 相続税
・ 贈与税
・ 源泉所得税及び復興特別所得税
・ 源泉所得税(告知分のみ)
・ 酒税
・ たばこ税
・ たばこ税及びたばこ特別税
・ 石油税
・ 石油石炭税
・ 電源開発促進税
・ 揮発油税及び地方道路税
・ 揮発油税及び地方揮発油税
・ 石油ガス税
・ 航空機燃料税
・ 登録免許税(告知分のみ)
・ 自動車重量税(告知分のみ)
・ 印紙税
・ 国際観光旅客税
上記を見ると、ほぼすべてと言っていい程の
税目が対象となっています。
また、加算税や延滞税の納付も可能です。
個人では、
所得税や消費税にも対応していますので、
確定申告が終わった後、
忘れないうちに
「Pay払い」が可能となります。
メリット
主なメリットとしては、以下となります。
・スマホで納付できるので、便利
・手数料がかからない
・24時間いつでも利用可能
まずは、非常に便利なことです。
今までのように、納付書を持って
銀行の窓口に並ぶ必要がないため、
忙しくて納税がついつい後回しに
なんてことは、なくなります。
次に、手数料がかかりません。
よって、手数料がない分
余分の経費が掛からないので経済的です。
最後は、いつでも利用が可能です。
今までのように、銀行の窓口が開いている時間を
気にすることなく、
夜間休日を問わず24時間
納税が可能です。
![画像](https://assets.st-note.com/img/1673140713209-V97tTkQlze.jpg?width=800)
注意すべき事項も
便利なPay払いですが、
注意すべき事項もあります。
順に紹介します。
領収証
まずは、領収証が発行されません。
よって、領収証が必要な場合は
納付書による納税となります。
今まで領収証の提出が必要になっていた方は、
「領収証」の代わりに
「納税証明書」が可能かどうかを
確認すると、
ひょっとすると納付書での納付が
必要なくなるかもしれません。
上限金額
納付できる金額には、
上限があります。
上限金額は30万円です。
よって、30万円を超える税金では
納税が難しくなります。
振替納税の場合
振替納税を利用してる場合、
申告手続きにより税額が確定すれば、
口座引落日に自動振替で納付が完了します。
よって、振替納税によらず
スマホアプリでの納付をする場合、
事前に所轄の税務署へ連絡する必要があります。
納付の手続き
Pay払いによる納付を行う場合、
以下の方法での手続きがあります。
① e-Taxの受信通知からアクセスする
国税庁ホームページより
② 確定申告書等作成コーナーで出力される二次元コードからアクセスする
③ 国税庁ホームページからアクセスする
e-Taxの受信通知からアクセスする
e-Taxを利用して申告書・所得税徴収高計算書データ
の送信又は納付情報登録依頼をした後に、
メッセージボックスに格納される
受信通知(納付区分番号通知)からアクセスをします。
e-Taxを利用して申告する方は、
最も手続きが簡単な方法となります。
確定申告書等作成コーナーで出力される二次元コードからアクセスする
確定申告書等作成コーナーで申告書を
書面で作成し、申告書等とともに出力される
二次元コードを読み取りアクセスします。
書面にて申告書を作成した方は、
バーコードを読み取って手続きを行います。
国税庁ホームページからアクセスする
国税庁ホームページに表示されている
「国税スマートフォン決済専用サイト」
へのリンクからアクセスします。
https://www.nta.go.jp/taxes/nozei/nofu/smartphone_nofu/pdf/0022011-054_04.pdf
納付する情報をすべて
入力する方法となりますので、
入力する手間が一番かかります。
![画像](https://assets.st-note.com/img/1673140144877-TPGlLzd0cT.png?width=800)
まとめ
今回は、国税のPay払いについて
ご紹介しました。
申告書を出して一安心し
納付を忘れたという事がないよう、
スマホアプリを利用して
納税を手軽に済ませましょう。
弊所では、
確定申告の個別相談も行っております。
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不明点等があれば
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ご連絡下さい。
追って、ご連絡させて頂きます。
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